『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
1月4日  「指導者の一念」
 世の中、成功するか失敗するか。その分かれ目が指導者の一念です。
 すべてが指導者の一念から始まるのです。
 大切なのは、魂と魂の触れ合いです。
 指導者は、心に理想の火を点さねば、何事も成就しないのです。
「人が時代を開き、時代が人を育てる、だから指導者の一念で一切が変わるのだ」
 と教えられました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
1月3日  「正月の意味」
 元旦の日の出はすべてを蘇生させます。
 失敗を成功に、困難を希望に変えるチャンスです。
「正月は正しい月とかくはな、過ぎ去った年は忘れて、初心に戻ることや。
 そして、正しい月には、正しいことを考えることが大切や」
 うまくいかない人は、どこかが間違っているのです。
 正しいことを考え、実行すれば、必ず正しい結果がでます。
 正月になると、幸之助にいつも教えられました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
1月2日  「書き初めで、心に刻印しましょう」
 初夢を、成功への一念に納めるために、
 心を静めて、書き初めをしたいものです。
 心に刻印するために、
 今年こそ、使命を果たす良き年にと、誓願しましょう。
 幸之助はいつも机に向かい色々なことを書いていました。
 成功への一念をこの一身に刻みこむのが今日という日です。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
1月1日  「夢は実現してこそ本当の夢」
 元旦!何という清らかな希望の夜明けであろうか。
 この一年は、私のために、みんなのために、
 与えられた成功への平等のチャンスです。
 夢は強き一念で必ず実現できるものです。
 夢は実現してこそ本当の夢だと幸之助は言っていました。
 この一年は生成発展の年、
 前進の年になると祈り切れといつも言われていました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
12月31日  「苦境に勝つカギは無限にあるんや」
多くの企業は現在、苦境の時代を迎えています。
幸之助は私が苦境に立つと、事前に情報を取るのでしょう。
「木野君、苦境に勝カギはなんぼでもある。なんやと思う」
と呼び出して聞くのです。
何かあると直ぐに質問されて困りました。
考えてみましたがなかなか思い当たりません。
「ええか、自分で自分に限界をつくるから何でも解決せんのや」。
つまり、固定観念を捨てて素直にものごとにあたれと諭されたのです。