『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
2月27日 「商売の秘訣は、意志の即決である」
幸之助の基本的な考え方の一つに、
「商売の秘訣は意志の即決である。
しかし、事を行うには、三回だめを押して、行う慎重さも必要である。
そういう、相矛盾したことを、同時におこなってこそ、真の経営であり、
大きな成果が生まれるものだ」
と。
強い指導者の一念が、「理外の理」「後の先」の法則を生み出し、
成功の扉を開けるのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
2月26日 「成功のカギは」
「僕は二人で仕事を始めた時から、いつ仕事を辞めて(会社を解散)
 も人様に迷惑をかけないようにと、考え考えやってきた。
 だまら無借金経営や。そしてダム経営や」
 と、幸之助は、王道の経営に徹して、
 どこまでも美しく、どこまでも厳しく、
 自分と向き合って、自己観照していました。
 人様に迷惑をかけない経営こそ王道なのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
2月25日 「僕は本来弱い人間や」
 
「木野君、僕は本来弱い人間やで。しかし、錦の御旗のある時には、強いんや。
なぜこういう経営をせねばならないかということを、使命観を持って語れるからや。
経営理念が確立すれば、その事業は、半分成功したものや」
 と、幸之助は言っていました。
 ※徳川幕府軍と、薩長連合軍が戦っていた時、天皇の旗(錦の御旗)をかざされたので、
徳川幕府軍が賊軍となり負けた。という故事を引いています。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
2月24日 「道に叶った事業は成功する」
幸之助はいつも言っていました。
「事業というものは、その道に叶ったら、無理なくいくものだ」
と。
道に叶うということは、何が正しいかということであり、どうすれ
ば皆が幸せになるかということです。
幸之助の哲学です。
これが、王道の経営です。
王道の経営、人間主役の経営、人間に光を当てる経営に徹し
たとき、事業は成功するのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
2月22日 「事業の成功は『人』を得ることにある
事業の成功は、「人」を得ることにある。人を得るには、それを強く
要求することです。
「強く要求すれば、よい人たちが自然と集まってくるもの」。
これが幸之助の信念でした。
会社の経営姿勢に人は集まるのです。だから、経営理念が何より
も大切なのです。