『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

6月30日 「一人だけの繁栄はあり得ない」

一人だけの繁栄はあり得ない。自他共に生きようと
望むところに、共存共栄の華が開く。
相手を思う心がなければ、相手の心は見えない。
他人の心がわからない人間に、自分の心はわからない。
自他を敬う行動が、社会変革の唯一の法なのです。
幸之助は、
「他人の不幸の上に自分の幸せを築かない」
と、共存共栄に徹していました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―

6月29日  「絶対の確信などあり得るはずがない」

 世の中に、絶対の確信などあり得るはずがない。
 大事なことは、絶対の確信を
 自分自身が作り上げるということです。
 だから、経営理念というものは、
 正しい人生観、社会観、世界観に
 深く根ざしたものでなければならないのです。
 会社は、経営理念を軸としてまわっているのですから。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―

6月28日  「その日、その月、その年の目的を持とう」

「その日、その月、その年の目的を持とう。それを遂行
するところに生きがいが生まれる」と、幸之助はいつも
言っていました。
どのようにサービスすればお客様に喜んでもらえるか、
それを考えるのが商売の基本です。
売る人の誠意や熱意が付け加えられてこそ、商品の値
打は本物になり、商売は成功するのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

6月27日 「雨が降れば傘をさす」

「雨が降れば傘をさす、至極簡単、当たり前
のことを適時適切に実行することにこそ、商売の秘訣がある」
この言葉は、幸之助の代名詞のようになっています。
心の赴くまま、身構えず、事に処することが
大切です。経営も自然に対応することが、
そのまま成功につながるのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―

6月26日  「真剣に志を立てよう」

 松下幸之助は何時も、どんなときでも真剣でした。
 次の言葉は、松下で仕事をする人、
 全員に徹底されていました。
「本気になって真剣に志をたてよう。
 強い志があれば、事は半ば達せられたといってよい」
 経営者に必要なことは、
 未来を察知することに加えて、未来を創造し、
 時代を作る積極的な姿勢です。
 指導者の一念にすべてはかかっているのです。