『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

9月13日 「千載の図を空しうするなかれ」

一朝の苦を顧うて、遂に千載の図を空しうするなかれ。 安政元年9月以降「五十七短古」

【訳】

一時的に苦しいからといって、永遠にその名が朽ちることのない雄大なはかりごとを途中で投げ出すようなことがあってはならない。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月13日 「欠点を長所に変える」

欠点を克服すれば長所となり、その欠点が大きな力になります。
そのためにも自分の欠点を知って日々努力を重ねていくのです。
人間は完全ではありません。
欠点は必ずあるのです。
幸之助はその欠点を素直に見つめていました。

なにも恐れることはありません。
欠点を長所にすればよいのです。
素直に自分の欠点を注視することから始めれば、問題はすべて
解決します。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

「死狐、丘に首す」

縦ひ仁人の譏を受くとも、死狐、丘に首す、誓つて正者の志を遂げん。 安政6年5月6日「庸書の檄」

【訳】

狐は死に際し、元々自分が住んでいた丘に首を向ける、つまり、本を忘れないという。そのように、たとえ心ある人の非難を受けたとしても、誓って、私は正しい志をと
げよう。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月12日 「指導者は決断する」

「君、それは自分で決断せんとあかんな」
私が助言を求めに行った時に、幸之助に言われた言葉です。
指導者たるもの人に助言を求めることも大切だが、
決断は自分でしなければならないと教わりました。
決断は指導者の一番大事な仕事です。
決断を経営理念に照らして行えば、成功することは間違いありません。
経営理念が熟慮の基(もと)となり、断行の勇気となるのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

9月12日 「片時も」

有志の士は片時も空々茫々の間なし。 安政3年5月23日「講孟劄記」

【訳】

志のある侍は、わずかな間でも、空しく、ぼーっとしている時間はない。