『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

2月25日 「僕は本来弱い人間や」

「木野君、僕は本来弱い人間やで。しかし、錦の御旗のある時
には、強いんや。

なぜこういう経営をせねばならないかということを、使命感を持
って語れるからや。

経営理念が確立すれば、その事業は、半分成功したものや」と、
幸之助は言っていました。

*「錦の御旗(にしきの みはた)
徳川幕府軍と薩長連合軍が戦っていた時、天皇の旗(錦の
御旗)をかざされたので、徳川幕府軍が賊軍となり負けた、
という故事を引いています。