安岡正篤一日一言

六十にして六十化す/安岡正篤一日一言0421

『准南子(えなんじ)』に、「蓮白玉(きょはくぎょく)、行年五十にして四十九年の非を知り、六十にして六十化す」という名言がある。
これは人間に通じて来ないとわからない。
年をとるにつれて身に泌(し)む言葉だ。
人間は五十歳にもなれば或(あ)る程度人生の結論に達する。
と同時に心のどこかに自らを恕(ゆる)す、肯定しようとする意志が働く。
その時に「五十にして四十九年の非を知る」、今までの自己を一度否定することは、これは非常に難しい。
だが過去の非を知り、自分が自分に結論を下すことは、新たにやり直すことであって、五十になってやり直し、六十になればなったでまた変化する。
いくつになっても潑剌(はつらつ)として維新してゆくことだ。

福岡市東区香住ヶ丘 リフォーム専門店 株式会社 キョウエイホームより