川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
7月24日 「物の常」
一治一乱は政の免かれざる所、一盛一衰は国の必ずある所にして、衰極まりて復た盛んに、乱極まりて又治まるは則ち物の常なり。 安政元年冬「幽囚録」
【訳】
治まったり、乱れたりするのは政治を行う上で、逃れられない所である。栄えたり、衰えたりするのは、国家には必ずあることである。窮極まで衰退し、また盛んとなる
こと、窮極まで乱れて、また治まることは、ものの常である。
●物の道理を見極める目をもちたいものです。