『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
9月29日 「明るい方からものごとは見る」
「ものごとをどちらから見るかですべてが変わる。
木野君な、事実は一つや、明るい方から見た方が得やで」
と、幸之助に諭されました。
どちらで見るかで答えが変わるものです。
成功した人は、どんな困難に打ち負かされようと、
明るい気持ちで体当たりをして成功を勝ち得ているのです。
東方電機再建も、明るい方から見るようになって成功しました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
9月27日 「リーダーはうろたえるな」
私は東方電気再建のおり、行き詰まったことがよくありました。
「行き詰まったときは、うろたえたらあかんで。無理をせず、
 十分に休養して、力を養うのも一つの方法や」
 と、幸之助に言われました。
 思ったことが、全部実現出来たら、むしろ危ない。
 三回に一度、うまくいかないことがあってちょうど良い、
 と考えて時を待つ心の余裕を持ちたいものです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
9月26日  「先ず実力を身につけろ」
 実力さえ身につけたら決して人生に失敗はありません。
 身についた技、習慣は、生あるかぎり失われないからです。
「君、頼りになるのは、この身につけた実力や習慣やで」
 と、幸之助はよく言われました。
 人間としての成功とは、自分の天分を見出し、
 存分に生き切ることです。
 それこそが、真の成功と言えるのです。
 
 リーダーのあるべき姿を学びました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
9月25日  「縁は切ったらあかん」
「君な、人に縁をきられても、自分から人の縁を切ったらあかん」
 このことも、幸之助によく言われました。
 人との縁、繋がりは大切なものです。
 縁ありて花開き、恩ありて実を結ぶ。
 人と人との出会い、繋がり、
 それを縁という心の絆で大きく育て上げていくことが大事です。
「自分の方から人の縁を切らない」
 その念いが人生を豊かにすると、幸之助に教わりました。