『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月29日 「混合されてこそ調和がとれる」

何事にも差異があって当然である。
それぞれ異なるものがバランスよく、混合されてこそ
調和がとれる。
世の中のもの、すべてがオンリーワンです。
その一つひとつが、コラボレーションされて、社会が
成り立っています。
「矛盾を矛盾としないようにするのが、真の経営である」と
よく幸之助に言われました。
会社が良くならないのは、矛盾をそのままにして経営して
いるからなのです。
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矛盾を矛盾としない。
様々なことを調和させ良いものを創造します。

お金は妥協を好まない

A氏がある企業で、営業を担当していた時の出来事です。
担当となって、初めての集金日が訪れました。
得意先へ出向くと、その日は土曜日だったこともあり、先方は不在でした。
午後、再び足を運びましたが、工場のシャッターは閉まったままです。
結局、その日は集金できないままでした。
週が明けた月曜日、会社に出勤し、一昨日の集金の件を社長に報告しました。
「先方には土曜日に二度、訪問したのですが、不在で未集金となってしまいました」
「集金に伺うことを前日、お客様に確認したのかい?」
「いえ、お客様には連絡をしていませんでした」
そう答えながら、A氏は心の中で、〈集金とはいえ、たかだか二万円だから、
わざわざ電話して、土曜に行く必要もなかっただろう。今日また出直せばいい〉
と考えていました。これが実は大きな間違いだったのです。
世には、報酬を要求し、金銭を請求するのを賤しい事のように思う人がある。
取るべき金を取り、請求すべき金銭を妥協なく要求することは、
何らはずべきことでないばかりでなく、かえって、生活にはっきりと筋道を立てる所似である。
(丸山敏雄著『万人幸福の栞』)
A氏はその後、社長から厳重注意を受けました。
そして、「お金の請求に妥協して失敗した例は多い」と、
社長自身が以前経営していた会社で、苦い経験をしたことを聞いたのです。
 それは、集金日に手形を受け取ることができず、期日を相手の都合で引き延ばされたあげく、
最終的には不渡りを出されてしまったという体験でした。結局、その未回収金が尾を引いて、
社長は会社を畳んだのです。その後、相手の会社も、倒産してしまったとのことでした。
「長いおつきあいだから…と、曖昧に妥協してしまったことが、結果的に自分の首をしめた。
そればかりか、相手をも不幸にしてしまった」と語る社長。
妥協がいかに多くの不幸を招くかと身をもって体験しているだけに、新人のA氏を、
強く叱ったのでした。
 翌月からA氏は、前日に連絡をした上で、約束の日に必ず訪問するようにしました。
ほとんどのお客様から、期日にきちんと集金できるようになりました。
そして、金銭のやりとり以外の面でも、互いの信頼関係を深めていくことができたのです。
 二宮尊徳翁は「積小為大(せきしょういだい)」という言葉を遺しています。
「塵も積もれば山となる」というたとえの通り、信頼という大きな財産は、小さなこと、
つまり日頃の約束を守ることなしには得られないのです。
「たかが2万円」「明後日でもいいか」という〝小さな〟妥協は、
その相手をも粗末に扱うことにつながります。大小にかかわらず妥協なく請求する時、
すなわち金銭を大切に扱う時、金銭はその愛情に応え、
生き生きと本来の性質を持って働いてくれるのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月28日 「一つの仕事が達成されるか否かは」

「一つの仕事が達成されるか否かは、それぞれの持ち場
の人が、責任を自覚しているか否かにかかっている」

事業はなんと言っても、チームワークです。
一人では出来ません。一人ひとりがなぜこの仕事を
するのか、どのような考え方で、どのようにするのかで
決まるのです。
だから理念経営の重要性が問われるのです。
目的や意味を理解し、そこに共感があってこそチームに
なるのです。
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将来への準備

将来への準備

よく老後の備えなんていう言葉があるけれど、これってお金のことだけでなく、住宅もそしてお庭にも言える言葉だと思うんです。歳をとって夫婦二人の生活になったときに、日々にゆとりがあって毎日が楽しく過ごせるのが理想ですよね。
窓の向こうに素敵なお庭が広がっている景色は理想だけど、あっちの手入れもしなくちゃ、こっちのツルが伸びすぎている、雑草も抜かないと!と思いつつも、やっぱり昔のようにはいかないなぁ、なんて庭を見る度に心配事が増えてしまっては、庭は楽しみどころか辛いノルマになってしまいます。もちろん今は季節ごとにメンテナンスしながら楽しんでいるから良いけれど、将来の体力に見合ったお庭に少しずつ変化させないといけないと思っています。

今一番気になっているのが芝生。簡単に見えるかもしれないけれど、日々の雑草抜きに始まり、春から秋までは頻繁に芝刈りが必要だし、きれいな緑を保つためには肥料をやったり、エアレーション(芝生に穴を開けて空気を入れて酸素を与えること)も必要。案外我が家の庭で一番手のかかる植物かもしれません。
一番簡単にメンテナンス作業を減らせるのは石貼りなどで植物の面積を少なくすること。でもまったく植物がないのは寂しいので、部分的に植栽スペースを残して舗装材を配置します。そうすることで管理範囲が小さくなるし、なによりここだけやればいいんだって分かりやすく、気持ち的に楽になるでしょ。
また虫が発生しやすい植物は避けて、小まめな手入れが必要でないローメンテナンスの植物で構成するのもポイント。
あまり手のかからないグラス類は色々なバリエーションがあるので、それをメインに構成してもすっきり面白い庭に。ロックガーデンやグラベルガーデンのように、砂利や石で構成した庭も趣があって素敵です。ただし、必ず防草シートは敷き込むことが必要です。
それと、全部自分でなんとかしようとせず、年1回程度の管理で荒れないお庭を目指して、手入れをプロに依頼するのも1つの方法です。
備えあれば憂いなし。後で慌てたり、大出費を伴う大改装ということにならないためにも、将来を見据えて少しずつ準備していきたいな。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月26日 「気を引き締めよ」

どんなにすぐれたものでも、気のゆるみが大きな事故に
つながります。
大河の流れも一滴の水が漏れることで大きな洪水の
原因になります。
失敗を素直に認め反省し改めることが大切です。

「人は過ちを起こすもの」と幸之助は考えていました。
だから、少しでも早くそれに気づき、素直に反省して、
すぐ手を打つことの重要性を厳しく教えていました。
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一滴の水も漏れぬよう気を引き締めます。
また漏れようとした場合、素直に反省し善処します。