木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
10月24日 「難局に直面した場合」
「難局に直面した場合
まず、その事実自体を、はっきりと素直に
認識することが大事や」
「困っても、困ったらあかん。万策尽きたと思うな」
幸之助は、
「一番大きな問題から、手を打てば良い。後は、自然と解決する」
と言っていました。
万策尽きたところからすべてが始まるのです。
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『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
10月23日 「良識を高めよ」
幸之助に四四年仕えて経営の難しさを知りました。
「会社は放っておくといつでも化け物になる」
という言葉を思い出します。
サブプライムローンも会社が化け物になった一つの事例でしょう。
経営の仕方によって会社は弊害を作り出します。
それを是正していくのが結局人間の良識だと言っていました。
王道の経営をするには、やはり良識を高めることこそ大事です。
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木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
10月22日 「自分本意は自滅の道」
ファクシミリ事業を軌道に乗せようとして相談に行った時、
「君な、自分本意は自滅の道や」と、言われたことがあります。
自分一社のことのみ考えては業界のレベルが上がらず、結
果的に自分の会社の安泰もあり得ないということでした。
事業は社会からの要請に的確にお応えするために興すもの
です。
決して社会を無視して自分本意になってはいけないのです。
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木野 親之著
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―この時代をいかに乗り切るか―
10月21日 「困難に直面してもうろたえるな」
幸之助は困難に出会った時、「絶えず大事に直面しても
うろたえるな」と言っていました。
単に策を弄するのではなく、大局からものごとを見て、冷静
沈着に決断する人でした。
世の中の一人ひとりの人間は、どんな立場にあっても生身
の苦悩に向き合って生きています。
苦労しても大事に直面してもうろたえなければ偉大な英知
に目覚めるのです。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
木野 親之著
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―この時代をいかに乗り切るか―
10月20日 「為すべき仕事は無限にある」
「我々のなすべき仕事は無限にある」。これは幸之助の一貫した
事業哲学です。
仕事は、無から有を生んで創り出すものです。
100年もすればすべてのものは、新しく生まれ変わります。すべては
進化しなければならないのです。
仕事の中に、美しい感動がなければ、よい仕事は出来ないのです。
大きな視点で見れば、どんな不況でも仕事は無限にあるのです。