木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
2月2日 「仕事がうまくいかない時」
死んでしまいたいと思うほど、仕事がうまくいかない時があります。
こんな時は、何をやってもいまくいかないとあきらめてしまう。
幸之助は、
「そのあきらめが失敗者をつくるのだ」
と言っています。
何か事をなそうと決意すると、それをさせまいとする働き(魔)
が出て来たと腹を決めて、前向きに真正面から、四つに取り組んでいけば、
自然と強い一念がおこってきて、必ず良い答えが出るものです。
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『松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日』
―この時代をいかに乗り切るか―
2月1日 「考えても『答えの出ないこと』がある」
考えて、考えて、考え疲れていつも間にか、
うとうとして眠ってしまうことがある。
目が覚めても答えが出ない。そんな時、頭で考えるのをやめて、
今与えられている仕事に没頭して夢中になっている時に、
ふと、どこからか答えが出てくることがある。
日頃の勉強(知識)と情報が知恵となって答えを出してくれるのです。
幸之助は、
「これが人間の一念の妙味だと思う」
と言って笑顔を浮かべていました。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月31日 「悩んで一睡も出来ない日もある」
幸之助は、ある日、はっと気づいたのです。
人間、何の問題もないことを望むのは当然ですが、
やっかいなことに人間は、何か悩みがないと、
生きる張り合いがなくなってしまうものだ、と。
それは、悩みを解決出来るのは人間だけだからです。
「悩みを解決するために、人間は生れてきたのだと考えるようになって、
初めて本当の意味で生きる元気が出た」
と喜んでおりました。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月30日 「経営学と経営は違うで」
「経営学と経営は違うで。
経営学は勉強すればわかる。教わることも出来るが、経営は、
体で覚えるものや。頭で経営をやってはいかん。
自分の生命で魂をぶつけて、初めて体得するものや。
経営は、理屈ではない。市場の事は市場に聞けば良い」
幸之助は、現場に戦略ありで、いつも現場に足を運んでいました。
『松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日』
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月29日 「マーケットは自ら創り出すもの」
「本当の経営は、すでにマーケットがあって、
それから真実をもぎ取るような、そんなものではない」
と、幸之助はいつも厳しく叱っていました。
マーケットは与えられるものでもなく、奪い合うものでもない。
未開の原野を切り拓くものです。そこに成功の扉が待っているのです。
田を耕し、肥料を入れて、手を入れて、
初めてマーケットは出来上がるのです。