『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
1月26日 「絶望という言葉ほど、恐ろしいものはない」
 絶望と思った瞬間に、真っ逆さまに奈落の底に落ちて行く。
「君が人生に絶望しても、『人生が君に絶望しない』という格言があるじゃないか」
 と、幸之助はいつも私を救ってくれました。
「世の中が君を必要としているのだ」
 と、勇気づけてくれました。
 この言葉ででれだけ立ちなおったかしれません。
 幸之助は絶望を希望に変える達人でした。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
1月25日 「限界はない。限界はどこにあるの」
限界は自分だけが決めているもの。
限界は、人間が挑戦するためにあるもの。
限界を破るため、最善を尽くす。そこに、
真の人間の生きがいがあるのです。
その
「最善の上に、最善がある」
 というのが、幸之助の信念でした。
 それ程、人間は素晴しい存在なのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
1月24日 「幸之助という名前が良かった」
「幸せ、これを助くと言うんやそうや。成功しない訳がないんや」
松下幸之助は、
「わしは、運がいい男で、これまで九割は、運で生き残ってきた」
 と、よく言っていました。
 
 自分の名前まで、
「幸せさん、どうぞ助けてください。いう意味で、
 父親がつけてくれたと思う」
 自分が成功する運命を背負って生まれてきたと、自分に言い聞かせて努力した人でした。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
1月23日 「欠陥は宝やで」
「欠点のない人、欠陥のない会社もない。みんな欠陥だらけや。
だから人生は面白い。欠陥は宝やで。それを解決するために、
人間は生れてきたんやから」
三五歳で再建会社の代表取締役になった時、紙三枚分もある欠陥を
書き出して、幸之助に、再建は難しいと言った時のことです。
幸之助は、
「もっとたくさんあったらいいのになあ」
と言ったのです。
「君なあ、これ一つひとつ解決すれば、全部会社の財産に変わるんやで。
 欠陥は宝」
 と激励してくれました。