『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
4月26日 「どんな人にも、世界一の能力がある」
「どんな人でも、世界一の能力を一つは持っている。」
幸之助が言うと、不思議にも信じてしまいます。
私たちの先祖を五十一代さかのぼると、二二五一兆七九九八億
一三六八万五二四六人の両親に辿り着きます。
この膨大な遺伝子、DNAを私たちは受け継いでいるのです。
世界一の能力は、一つどころか幾つも持っているはずです。
幸之助は、
「人間は崇高にして、偉大な存在なのだ」
と言い切っています。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
4月25日 「借金は人も会社もおかしくする」
銀行から金を借りるのは、回転資金のためです。
長期資金を借りては、自分自身の基本を、間違えてしまいます。
事業は自己資金で行うものだからです。
安易に金が手に入ると、つい実力以上の投資をしがちになります。
これが大きな失敗を招くのです。
無借金経営は不変の法則です。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
24日 好況よし、不況なお良し
幸之助は、昭和四年の世界大恐慌の時、五つのことを断行しました。
一、 経営理念(信条・綱領)を創った。
二、 人を一人もカットせず、賃金もノーカットで、半日操業で全員営業に出た。
三、 在庫を二カ月で完売し、新工場を建設。
四、 社名を変更。
五、 新事業部門(電熱部門)に進出。
松下は、不況の時に大躍進したのです。