『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
  ―この時代をいかに乗り越えるか―
8月21日  「許されない」
「企業が天下の人・モノ・土地・金を使いながら、
 社会に何のプラスももたらなさないのは許されない」
 いつも幸之助は松下の基本理念として、こう言い続けてきました。
「本当の経営は、世のため、人のために行うのだから」
 幸之助は、私企業といえども、人もモノも、
 金も、皆、公のものととらえています。
 
 公のものを使って、赤字を出し、公に奉仕出来ないのは、
 罪悪だと強く戒めていました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り越えるか―
8月20日 「商品がどのように使われているか」
自分たちが、苦心して生産した商品が、世間でどのように
使われているか、もっともっと詳しく知ることが、経営の第
一歩だと、幸之助は強い関心を払っていました。
「商品はかけがえのない子供のようなもの」
世間ではどのように役立っているのか、どう評価されているのか。
そこに、商売のすべてが結集されているのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
8月19日 「社会のため、人々のために」
「社会のため、人々のために、奉仕・貢献するのでなければ、
事業を大きくする必要はない」
というのが幸之助の哲学です。
事業は何のために行うのかという、基本を明らかにすること
から、すべてが始まるのです。
幸之助は、
「社会のSOSを解決することが、事業を起こす目的だ」
と、信じていました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り越えるか―
8月18日 「誠実な一念」
真に人を動かすのは誠実さだけです。
いかに学識があり、地位が高くても人の心は簡単に
動きません。
命をかけるというほどの一念があって、初めて人の
心は動くのです。
如何なる困難にも対処する力が湧いてくるのです。
もうこのくらいでよいだろうという限界を自らつくって
しまえば、一歩の進歩も望めないのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
8月13日  「迷ったまま歩き続けてはいけない」
迷ったまま歩き続けてはいけない。
幸之助は「迷っている間は、じっとしていることや。光明も
見えてくる」と教えてくれました。
思い通りにいかないのが、人生です。
一つのことにくよくよせず、何事も結構という心構えで臨み
たいものです。
日々生成発展なのです。