『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月27日 「経営のコツ、ここなりと気づいた価値は百万両」
昭和8年5月、38歳の時、自主責任の経営を進めるため、日
本で初めての事業部制に踏み切った松下幸之助は、さらに翌
9年の元旦に、従業員への新年のお年玉として、この言葉を贈
りました。
それは、企業経営の根幹は、いつに従業員の創意工夫にある
ことと、従業員一人ひとりが経営意識をもって、仕事に取り組む
ことの大事さを教えたもので、永遠に変わらない松下の基本的
な考え方の一つとなっています。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月26日 「絶望という言葉ほど、恐ろしいものはない」
絶望と思った瞬間に、真っ逆さまに奈落の底に落ちていく。
「君が人生に失望しても、『人生が君に絶望しない』
という格言があるじゃないか」
と、幸之助はいつも私を救ってくれました。
「世の中が君を必要としているのだ」
と、勇気づけてくれました。
この言葉でどれだけ立ちなおったかしれません。
幸之助は絶望を希望に変える達人でした。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
1月25日 「限界はない。限界はどこにあるの」
限界は自分だけが決めているもの。
限界は、人間が挑戦するためにあるもの。
限界を破るため、最善を尽くす。そこに、
真の人間の生きがいがあるのです。
その
「最善の上に、最善がある」
 というのが、幸之助の信念でした。
 それ程、人間は素晴しい存在なのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
1月24日 「幸之助という名が良かった」
「幸せ、これを助くと言うんやそうや。成功しない訳がないんや」
松下幸之助は、
「わしは、運がいい男で、これまで9割は、運で生き残ってきた」
と、よく言っていました。
自分の名前まで、
「幸せさん、どうぞ助けてください。いう意味で、父親がつけてくれたと思う」
自分が成功する運命を背負って生まれてきたと、自分に言い聞かせて努力した人でした。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―
2月24日 「道に叶った事業は成功する」
 幸之助はいつも言っていました。
「事業というものは、その道に叶ったら、無理なくいくものだ」
 と。
 道に叶うというのは、何が正しいかということであり、
 どうすれば皆が幸せになるかということです。
 幸之助の哲学です。これが王道の経営です。
 王道の経営、人間主役の経営、人間に光を当てる経営に徹したとき、
 事業は成功するのです。