『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

10月27日 「常に仕入れ先を尊ぶ」

常に仕入れ先を尊ぶ。販売先を尊ぶ。
幸之助の基本的な考え方です。販売していただくお得意先も
大事だが、仕事に協力していただく共栄会社や仕入れ先を
大切にしていました。

ついつい上下の関係で、仕事をしてしまいがちです。
お互いがあってこそ、初めて仕事が成り立つものです。
幸之助は、いつもパートナーシップを、大切に仕事をしていました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

10月26日 「一寸先は闇」

「人生は、一寸先は闇だ、慎重に生きなあかん」と幸之助に
言われました。
私が「変化を先取りします」と言った時のことです。だから、
幸之助は万一に備えてのダム経営は、経営者の義務であり、
無借金経営が事業経営の根本だと考えたのです。

無理して金を借りるから、会社はおかしくなるのです。
幸之助は、「ダム経営をしなければ、本当の事業は出来ない」
と言っています。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
   ―この時代をいかに乗り切るか―

10月25日  「一期一会の精神」

接遇とは、一期一会の精神です。
いくらなじみのお客様でも、お迎えする際には、感激を新たにして、
お迎えする態度が大切というのが、幸之助の日常の心がけです。
これが出来れば、商売は成功です。
幸之助は約束の1時間前には、玄関に立ってお迎えしていました。
いつも人様を尊敬し、人様に感謝して生きていたのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

10月23日 「良識を高めよ」

幸之助に四四年仕えて経営の難しさを知りました。
「会社は放っておくといつでも化け物になる」という言葉を
思い出します。
サブプライムローンも会社が化け物になった一つの
事例でしょう。経営の仕方によって会社は弊害を作り出します。
それを是正していくのが結局人間の良識だと言っていました。
王道の経営をするには、やはり良識を高めることこそ大事です。