『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

1月16日 「経営者の理念がすべて」

夢見ることをやめた時、人は生きることをやめた時です。
幸之助は「失敗から学ぶことが出来れば、その失敗は
成功なのだ」と言っています。
また、「事業の成功と失敗の境目は、その人の人間性
によるものだ」とも言っています。
経営理念の重要性が叫ばれる所以です。
幸之助は、「経営理念が確立した時に、その人の事業は
半分成功した」と言っていました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

1月15日 「君の生命の華を咲かせてほしい」

溢れるような「生命の勢い」に、会社や事業は光るものです。
心は永遠に若々しく、前へ前へ瞳を輝かせながら前進前進が
成功の扉を開くのです。
私が、三五歳で代表取締役になったとき、就任祝いに、「前進」と
幸之助は揮ごうしてくれました。
経営は常に、慎重にして、大胆に、「日々新たに」対処して、
前進これあるのみです。
「君の生命に華を咲かせてほしい」。幸之助の祈りを強く感じました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

1月13日 「指導者の姿を見て皆生きている」

「指導者はいつ如何なる時も、生き生きと不動の精神で
指揮を執らねばならぬ」と、幸之助から励まされました。
社長のその姿に、社員は安心してついてくるものです。

不安や悩みも共有出来る存在に、そして、皆に希望を与
え、生きる喜びを与えてこそ、指導者なのです。
その一点に一念をこめてこそ成功するのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

1月12日 「祈って戦わねば答えは出ない」

幸之助は、「祈るだけではだめだ。祈って戦わねば答えは
出ない。人間力+宇宙力=天道の経営や」
また、「祈ることとは、自分の生命のギア(歯車)を大宇宙
の回転にかみ合わせる挑戦だ」と、偉い先生から教えても
らったと言っていました。

大宇宙を貫く、大法則と自分自身の生命のリズム(働き)
が合致するために、祈り、動いたときに、初めて「宇宙根源
の法則」に乗ることが出来ると、人間の素直な心を大切に
してきました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るのか―

1月11日 「生命で答えを出せ」

「頭で考えて行動するな」
「現実を注視せよ。生命で答えを出せ」
と、よく叱られました。
生命で答えを出せというのが幸之助らしい叱り方です。

現場に戦略あり、です。

なんで、なんで、なんでと問い続け、そして、答えを出し
ていました。
幸之助はこうしていつも自分の心に問いかけていたの
です。