『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

4月20日 「賢者の楽しむ所は」

 

賢者の楽しむ所は道のみ、好む所は善のみ。勢位利禄、一も心に入ることなし。 安政3年5月17日「講孟劄記」

【訳】

心ある立派な人が楽しむのは、人としての正しい道だけである。また、好むのは、善だけである。権勢や地位、利益、俸禄などは、一つとして心にかかることはない。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月28日 「チャンスは見えないもの」

研修は新入社員の特権です。
こんな仕事を一生続けるのかと、会社を辞める人が多いのは
その単純な仕事の中に、多くのチャンスがあることを知らずに
いるからです。

チャンスは、いつでもどこでも平等にやってくるもの。
見えないチャンスをつかむのは、求める人だけに与えられる
特権です。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

4月27日 「一世の風俗を以て」

 

※平士の職は一身の脩治を本とし、一世の風俗を以て己が任となすべし。  安政3年5月28日「講孟劄記」

【訳】

平士たるものは、自分一身を修めることを根本とし、その時代の風俗をよきものとすることを、自分の任務と自覚すべきである。

 

※一般の藩士で、役職に就いていない武士。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月27日 「宇宙根源の法則とは』

朝になると太陽が東に昇り、夜には西に沈む。
また、翌日もこれを繰り返す。
春の次には夏が来て、秋とな冬となる。
そして、また春を迎える。

この自然の法則を、幸之助は、「宇宙根源の法則」と名づけ、
「すべての生命の開花の源」と考えたのです。
すべては生成発展しているのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

4月26日 「一善を行へば」

 

一善を行へば一善己れに存す。一益を得れば一益己れに存す。一日を加ふれば一日の功あり。一年を加ふれば一年の功あり。人を教ふる者かくこそ言ふべし。  安政3年5月23日「講孟劄記」

【訳】

一つのよきことを行えば、その善は自分のものとなる。一つの有益なものを得れば、それは自分のものとなる。一日努力をすれば、一日の功績がある。一年の努力をすれば、一年の功績がある。人を教えるものは、このようにこそ(門人を)教え導くべきものである。