『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

4月7日 「心程」

 

心程人の能く知るものはなし。耳目四体は相見ざれば或は知らず。心に至りては一見せずと云へども、名を好み利を好み、徳を好み勇を好むの類、一として人目に逃るる所なし。(中略)畏るべきの至りと云ふべし。然れども是れ亦頼母敷の至りと云ふべし。 安政3年3月26日「講孟劄記」

【訳】

心ほど、人がよく知っているものはない。耳目や全身は直接会わなければ分からないであろう。しかし、心は会わなくても、名誉を好むとか、利益を好むとか、また、徳を好むとか、勇気を好むということは、一つとして、人に知られないものはない。(中略)最も恐るべきことというべきである。しかしながら、同時に最も頼もしいものというべきである。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月26日 「どんな人にも、世界一の能力がある」

「どんな人でも、世界一の能力を一つは持っている」
幸之助が言うと、不思議にも信じてしまいます。
私たちの祖先を51代さかのぼると、2251兆7998億1368万
5246人の両親に辿り着きます。
この膨大な遺伝子、DNAを私たちは受け継いでいるのです。
世界一の能力は、一つどころか幾つも持っているはずです。
幸之助は「人間は崇高にして、偉大な存在なのだ」と言い切って
います。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

4月25日 「学と云ふものは」

 

凡そ学問の道死して後已む。若し未だ死せずして半途にして先づ廃すれば、前功皆棄つるものなり。学と云ふものは進まざれば必ず退く。故に日に進み、月に漸み、遂に死すとも悔ゆることなくして、始めて学と云ふべし。  安政3年5月23日「講孟劄記」

【訳】

大体、学問というものは、死ぬまで継続すべきものである。もしも、死んでもいないのに、途中でやめてしまえば、それまでの努力して得たものは全て捨ててしまったことになる。学問というものは、進まなければ、必ず後退するものである。だから、日に進み、月に進み、その結果、死ぬとしても後悔することがないようになってこそ、初めて学問ということができる。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月25日 「借金は人も会社もおかしくする」

銀行から金を借りるのは、回転資金のためです。
長期資金を借りては、自分自身の基本を間違えてしまいます。
事業は自己資金で行うものだからです。
安易に金が手に入ると、つい実力以上の投資をしがちになり
ます。
これが大きな失敗を招くのです。
無借金経営は、不変の法則です。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月24日 「好況よし、不況なお良し」

幸之助は、昭和四年の世界大恐慌の時、五つのことを断行しました。

一、経営理念(信条・綱領)を創った。

二、人を一人もカットせず、賃金もノーカットで、半日操業で全員営業に出た。

三、在庫を二ヶ月で完売し、新工場を建設。

四、社名を変更。

五、新事業部門(電熱部門)に進出。

松下は、不況の時に大躍進したのです。