『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

7月28日 「商売は本当は楽なもの」

「木野君、商売は楽なものか、しんどいものか」と、ある時、
いきなり質問されました。
とまどっている私に、「商売は楽なものやで」と優しく教えて
くれました。

好況の時、どうしたかが、不況の時に生きてくるのです。
希望を失わないでやっていると、自然と知恵も出てきます。
精神が集中して、そこにいろいろな福音が生まれてくるの
です。

商売は真剣に取り組めば本当に楽しいものです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

7月27日 「出来ないという考えを捨てること」

幸之助は可能思考能力の天才でした。絶えず、出来る思考で
すべてのものごとを見て、出来ないという考えをしませんでした。
いつもゼロからの素直な気持ちで取り組み、無から有を生み
出していました。

「どんなに困っても、困ったらあかん」と決意し、今日の難しい
時代に第一歩を踏み出したのです。
そこに、道が開かれるのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

7月26日 「失敗の中にも成功の兆しがある」

何度も何度も繰り返し教えられたことがあります。
「失敗の中にも成功の兆しがあり、成功の中にも失敗の
兆しがある」という、松下経営学の真髄です。

どんなに失敗しても、まだまだ道があるはずだと考えれば、
必ず道は開けてくるのです。
それが幸之助の生き方そのものであり、成功の方程式です。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

7月26日 「気類先づ接し」 

 

学の功たる、気類先づ接し義理従つて融る。区々たる礼法規則の能く及ぶ所に非ざるなり。 安政5年6月23日「諸生に示す」

【訳】

学問の功績というのは、(師弟が共に席を同じくして学ぶと)まず、心が通い合って、一つとなり、道理など、観念も理解しあえるようになるということである。つまら
ない礼儀作法や規則などにしばられるものではない。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

7月25日 「一番大事なのは使命感を持つこと」

幸之助はどんな商売をするにしても、「一番大事なのは
使命感を持つことだ」と言っています。
使命感を持てば、そこに力強い経営も生まれ、人も
育つのです。
60パーセントの見通しと判断出来たら、決断することだ。
後は、勇気と実行です。
実行なくして成功は絶対にありません。