『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

8月28日 「道あらば」

人才は之れを育するに道あらば、則ち成るものなり。 弘化3年閏5月17日「異賊防禦の策」

【訳】

才知に富む人物は正しい教育方法を施せば、人物となるものである。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月27日 「正々堂々」

幸之助は自分の人生を振り返って、「運が良い」と述べて
います。しかし結論から言うならば、やはり実力であると
言えます。
幸之助は、成功は実力の結果だと信じて疑いませんでした。

王道の経営をやる以上、必ず勝利すると信じていたのです。
姑息な手法に捉われず日々の実力を養い正々堂々と経営
に取り組むべきです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

8月27日 「忿を懲らす」 

 

忿を懲らすと慾を塞ぐと、英雄の雙工夫。慾を塞ぐは猶は容易、殊に忿を懲らすに於て輸る。 安政6年2月上旬「己未文稿」

【訳】

怒りを抑えることと情欲にちょっとでも迷わないこと、この二つは英雄の工夫すべきものである。情欲を封じ込めることはまだ簡単である。とりわけ、(英雄といえど
も)怒りを抑えるということにおいて、失敗する。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月26日 「気を引き締めよ」

どんなにすぐれたものでも、気のゆるみが大きな事故に
つながります。
大河の流れも一滴の水が漏れることで大きな洪水の
原因になります。
失敗を素直に認め反省し改めることが大切です。

「人は過ちを起こすもの」と幸之助は考えていました。
だから、少しでも早くそれに気づき、素直に反省して、
すぐ手を打つことの重要性を厳しく教えていました。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

8月26日 「自ら挫折することなかれ」 

 

足下鋭を蓄へ志を養ひ、一蹉跌を以て自ら挫折することなかれ。  安政6年2月2日「※伝之輔に与ふ」

【訳】

お前は鋭気を蓄え、志を更に鍛え、一回の失敗をもって、中途で自分からくじけ、駄目にならないようにしなさい。