『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月29日 「混合されてこそ調和がとれる」

何事にも差異があって当然である。
それぞれ異なるものがバランスよく、混合されてこそ
調和がとれる。
世の中のもの、すべてがオンリーワンです。
その一つひとつが、コラボレーションされて、社会が
成り立っています。
「矛盾を矛盾としないようにするのが、真の経営である」と
よく幸之助に言われました。
会社が良くならないのは、矛盾をそのままにして経営して
いるからなのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

8月28日 「道あらば」

人才は之れを育するに道あらば、則ち成るものなり。 弘化3年閏5月17日「異賊防禦の策」

【訳】

才知に富む人物は正しい教育方法を施せば、人物となるものである。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月28日 「一つの仕事が達成されるか否かは」

「一つの仕事が達成されるか否かは、それぞれの持ち場
の人が、責任を自覚しているか否かにかかっている」

事業はなんと言っても、チームワークです。
一人では出来ません。一人ひとりがなぜこの仕事を
するのか、どのような考え方で、どのようにするのかで
決まるのです。
だから理念経営の重要性が問われるのです。
目的や意味を理解し、そこに共感があってこそチームに
なるのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

3月11日 「境逆なる者は」 

境、順なる者は怠り易く、境逆なる者は励み易し。  安政2年秋「講孟劄記」

【訳】

万事都合よく運んでいる境遇にあるものは怠りがちである。また、思うようにならず苦労の多い境遇にあるものは励みやすい。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

「浩然の気①」

 

〇至大至剛、直を以て養ひて害することなければ、則ち天地の間に塞がる。  (孟子本文)

此の一節最も詳かに読むべし。至大とは浩然の気の形状なり。「恩を推せば、以て四海を保んずるに足る」と云ふも、即ち此の気なり。此の気の蓋ふ所、四海の広き、万民の衆きと云へども及ばざる所なし。豈に大ならずや。然れども此の気を養はざる時は、一人に対しても忸怩として容れざる如し。況や十数人に対するをや。況や千万人をや。蓋し此の気養ひて是を大にすれば、其の大極まりなし。餒して是れを小にすれば、其の小亦極りなし。浩然は大の至れるものなり。至剛とは浩然の気の模様なり。「富貴も淫する能はず、貧賤も移す能はず、威武も屈する能はず」と云ふ、即ち此の気なり。

【訳】

〇至大至剛、直を以て養ひて害することなければ、則ち天地の間に塞がる(この上もなく大きく、この上もなく強く、しかも、正しいもの。立派に育てれば、天地の間に充満する程になる。それが浩然の気であるという。) (孟子本文)