『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月29日 「明るい方からものごとは見る」

「ものごとをどちらから見るかですべてが変わる。木野君な、
事実は一つや、明るい方から見た方が得やで」
と、よく幸之助に諭されました。

どちらで見るかで答えが変わるものです。
成功した人はどんな困難に打ち負かされようと、明るい
気持ちで体当たりをして成功を勝ち得ているのです。
東方電気再建も、明るい方から見るようになって成功
しました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月28日 「自分の殻から飛び出せ」

私が悩んでいる時、幸之助が励ましてくれました。

「悩むのも大事だが自分の殻に閉じこもったら負けやで。
素直に人の教えを乞うことも大事やで」

失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れたい
ものです。
悩みから逃避するのではなく、悩みがあるから生きがいが
あるのだと考えれば必ず道は開けます。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

9月28日 「城府を設けず」

僕(中略)人を待つに城府を設けず。 安政4年10月18日「※中村牛荘先生に与ふ」

【訳】

私は(中略)人と接する時に、身構えたりしない。

※長州藩士 中村伊助。明倫館学頭。松陰の友人百合蔵の父。松陰は牛荘に『中庸』の教えを受けた。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月27日 「リーダーはうろたえるな」

私は東方電気再建のおり、行き詰まったことがよくあり
ました。

「行き詰まったときは、うろたえたらあかんで。無理をせず、
十分に休養して、力を養うのも一つのほうほうや」と、幸之
助に言われました。

思ったことが、全部実現出来たら、むしろ危ない。
三回に一回、うまくいかないことがあってちょうど良い、
と考えて時を待つ心の余裕を持ちたいものです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

9月27日 「千磨して」

平生志す所あり、鉱璞肯へて自ら捐てんや。千磨して玉彌々瑩かに、百錬して鉄転た堅し。 安政2年9月7日「感を書す」

【訳】

日ごろから、心に期する所がある。私の志は、掘り出したままの粗金や、まだ磨いてもない玉と一緒で、(まだ果たしていないからといって)どうして自分から捨てよう
か。捨てはしない。千回磨くことによって、玉は名玉となり、百回鍛錬をすることによって、鉄は更にかたくなるのであるから。(志も同様である。)

●何度も何度も強く思わないといけないのですね。。