『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

「人の至情なり」

知る所ありて、言はざること能はざるは、人の至情なり。 
 安政2年3月「士規七則」

【訳】

(よき教えを)知って、それを他にいわないではおられないのは、人のまごころである。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

12月20日 「経営のコツをつかむ」

私が一番苦労したのは、東方電気の再建でした。何度も
何度も幸之助に叱られました。
そして、そのたびに、上手くいくコツを体得していったように
思います。

「君な、上手くいくかどうかは、経営者自身の問題や。経営
のコツをつかんでいるか居ないか、それが成功するか失敗
するかを決めるんや」

人間は反省しながら挑戦し、挑戦しながら反省して経営の
コツをつかんでいくと思っています。

吉田松陰を学ぶ .

吉田松陰を学ぶ .

人情に原づかずんば/吉田松陰一日一言

凡(おおよ)そ事(こと)人情に原(もと)づかずんば何(なん)ぞ成(あ)るあらん。

安政六年五月上旬カ「某あて書翰」

【訳】
だいたい、何事であっても、人に対する思いやりや慈しみの心を動機としないのであれば、どうしてなし遂げることができようか。
できはしない。

吉田松陰を学ぶ

吉田松陰を学ぶ

12月18日
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国家を治むるの要/吉田松陰一日一言

国家を治(おさ)むるの要(よう)、民心(みんしん)を得(え)るに在(あ)り。
民心を得るの要、文徳(ぶんとく)を修(おさ)むるに在(あ)り。

嘉永二年五月「講義存稿三篇」

【訳】
国家を治める際の要点は、国民の考えや気持ちを得ることにある。それを得る要点は、学問を修めることによって備わる人格を身に付けることである。

吉田松陰を学ぶ

吉田松陰を学ぶ

12月17日
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治世から乱世なしに/吉田松陰一日一言

治世(ちせい)から乱世(らんせい)なしに直(ただち)に亡国(ぼうこく)になるべし。

安政六年四月四日「野村和作あて書翰」

【訳】
国家というものは、太平の世から、秩序の乱れた世の中とはならずに、いきなり滅亡するものである。
(何と恐るべきことではないか。)