『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月14日 「夢あってこそ人生です」

王道の経営は、すべての人を「完全な善の方向に」向かわしめる
尊い経営です。
だから、勇気が出て、元気が出て、結果が出るのです。

夢あってこそ人生です。希望あってこそ青春です。

「青春とは心の若さである」と、幸之助はいつまでも青春を謳歌し
ていました。
若さとは善なる心が創り出すのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月13日 「運命は人生の決定打ではない」

「運命は人生の決定打ではない。自分の自由意思による。運命への
挑戦が未来を創るのだ」と、幸之助はいつも前向きでした。

「自分の心に炎を燃やし、人生の脚本を書き直せばよいのだから」と。
自分の中にある響き合う魂が、魂を呼んで、新しい世界を創り出して
くれるのです。

運命は人生の決定打ではなく自分の自由意思によるのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り越えるか―

4月12日 「運命は変えられる」

「木野君、与えられた運命を願った通りに、切り開いていく
人生の方が、醍醐味があって面白いで」

幸之助は、単に運命のままに生きることをしませんでした。
どんな過酷な運命に出会っても、自分の意志で切り拓いて
いったのです。その切り拓く厳しい過程の中に、生きる歓び
を発見していたのです。

すべては生成発展するという信念が、素晴らしい成果をもた
らしてくれました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月11日 「利益は汗と油の産物」

「君な、利益が出ないのは汗のかき方が足らんのとちがうか」。
幸之助は社会的使命や人間主役の経営を主張すると同時に、
その結果としての利益が出ないのは何らかの問題があると考
えていました。

因縁生起と言いますが、結果には必ず原因と縁があるのです。
社会の要請に応え切れていない、当時の私の努力不足を指摘
し、利益は汗と油の産物だと教えたかったのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月10日 「資源は無尽蔵」

「資源は無尽蔵と考えた方が、気が楽やで、木野君」
あるものがなくなれば、必ず代替え物が発見されてくるものだと、
幸之助は考えていました。
人の智慧は無尽蔵です。
心が無から有を生むのですから。
だから心を清らかに美しくして、「お客様の心に華を咲かせたい」と、
幸之助は念じて経営をしていました。