『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月27日 「正々堂々」

幸之助は自分の人生を振り返って、「運が良い」と述べて
います。しかし結論から言うならば、やはり実力であると
言えます。
幸之助は、成功は実力の結果だと信じて疑いませんでした。

王道の経営をやる以上、必ず勝利すると信じていたのです。
姑息な手法に捉われず日々の実力を養い正々堂々と経営
に取り組むべきです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月26日 「気を引き締めよ」

どんなにすぐれたものでも、気のゆるみが大きな事故に
つながります。
大河の流れも一滴の水が漏れることで大きな洪水の
原因になります。
失敗を素直に認め反省し改めることが大切です。

「人は過ちを起こすもの」と幸之助は考えていました。
だから、少しでも早くそれに気づき、素直に反省して、
すぐ手を打つことの重要性を厳しく教えていました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月25日 「チームワークを大切に」

事業は一人では出来ない。
一人ひとりの実力を高め、同時にチームワークを大切にして
こそ、人も会社も新たに発展するものです。
幸之助は、組織運営の基本に、パートナーシップを大切に
していました。
同一基盤の上での、役割分担の違いという考えを持って、ヨコ・
タテをなによりも大切にしていました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月24日 「必要な存在」

すべての人々が必要な存在です。
すべての人々は皆そのことを信じ、考え、実践し生きていけば、
誰もが幸せになるのです、誰もが幸せになれるのです。
「必要でない人間は一人もいない」と、幸之助は信じていました。
「熱意さえあれば誰でも指導者になれるのです」と、幸之助は
大胆な人事登用をしていました。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り越えるか―

8月23日 「叱ることほめること」

幸之助は人を認め、ほめることを大切にしました。
反面、深い愛情をもって厳しく叱ることもありました。
叱られもしないと知らず知らずのうちに、見方が甘く
なり、弱さともろさが生まれてきます。
叱られるより、ほめてほしいと思うのが人間です。
しかし、経営ではそれだけでは許されません。
叱られることを嬉しく思って、学び続けることが、生き
た経営です。