『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り越えるか―

8月18日 「誠実な一念」

真に人を動かすのは誠実さだけです。
いかに学識があり、地位が高くても人の心は簡単に
動きません。
命をかけるというほどの一念があって、初めて人の
心は動くのです。

如何なる困難にも対処する力が湧いてくるのです。
もうこのくらいでよいだろうという限界を自らつくって
しまえば、一歩の進歩も望めないのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るかー

8月17日 「多くの人が成功しないということは」

「多くの人が成功しないということは、大通りがあるのに、無理に畦道(あぜみち)を歩いていくからである」
幸之助の哲学です。事業は、儲かったり、損したりするものという、根本観念に間違いがあるのです。
事業経営は、常に利益が伴うものなのです。経営の基本の考え方に、間違いがあるということは、
近道だと思って、無理に畦道を歩いているようなものです。
いつでも、大道・王道を歩んでいけば必ず成功するのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るかー

8月16日 「悩みはあって当たり前」

「悩みはあって当たり前。それは生きている証しであり、
常に反省している証左でもある」

よく幸之助は好んで話しておりました。
悩むのは、創造しているから悩むのです。
創造の魂は立ち止まることを知らないのです。
生涯、終わりなき前進を自ら選びとっているのです。
幸之助は、悩みあってこそ成功があると言っています。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
8月15日 「失敗も成功につながる」
幸之助はいつも私たちに、「失敗しても、その失敗
によって、さらにより良き道を発見出来れば、失敗
も成功につながる」と、元気づけてくれました。
過ちと正しいことを通算して、正しいことのほうが、
多くなるような働きをしていけばよいのです。
一つの使命に立って仕事をしていけば、
お互いの心と心がつながってくるのです。
力強い仕事も遂行出来るのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
8月14日 「転んだら立たねばならない」
「転んだら立たねばならない。赤ん坊でも、転んだまま
ではいない。すぐ立ち上がる」
絶望した若者は、死の淵にたたずみますが、
「自分の心という家に帰りなさい」という心の声を聞きます。
そして、心の内で、真の自分の心と出会うことで再生
するのです。
こうして、人生はドラマを生んでいくのです。
人生七転び八起きです。