木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
2月21日 「不況は人災です』
「不況は人災だよ。人の心が不況を創るのだ。このことが
わからないと事業に失敗する。木野君覚えておきや」と。
人災は、人が創ったのだから、人で解決出来ないことはな
いのです。
「不況は、モノの価値を知るための得難い体験だ」と、幸之
助は不況を一大チャンスと捉え、改革に挑戦して大きく成長
したのです。
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
2月21日 「不況は人災です』
「不況は人災だよ。人の心が不況を創るのだ。このことが
わからないと事業に失敗する。木野君覚えておきや」と。
人災は、人が創ったのだから、人で解決出来ないことはな
いのです。
「不況は、モノの価値を知るための得難い体験だ」と、幸之
助は不況を一大チャンスと捉え、改革に挑戦して大きく成長
したのです。
安岡正篤 一日一言
心を養い、生を養う
機と経絡(けいらく)
人間に最も大切なものは「機」というものであります。
これは人間のみならず、自然もすべて「機」に満ちている。
したがって人生というものは、すべて「機」によって動いているといってよろしい。…
のんべんだらりとしたものではなくて、常にキビキビとした機の連続である。
機というものは「つぼ」とか勘どころとかいうものであって、その一点ですべてに響くような一点を「機」という。
そこで機を外すというと響かない、つまり活きない。
人間の体もそういうつぼ、点で埋まっているわけであります。
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
2月20日 「神業は人間でも出来るよ」
「君ね、人間は神様にはなれないが、神業だといわれることは、
努力次第で出来る」と、幸之助は言いました。
神業=人業 + α(アルファー)
だから、αをゼロにすれば、人業=神業となると考えたのです。
幸之助は、αをゼロにするために、「止めを刺す経営」に徹しました。
こうして、神業のような仕事をして、経営の神様になったのです。
安岡正篤 一日一言
心を養い、生を養う
2月19日
知か情か
人間には頭と胸と腹というものがある。
よく昔の人は、「あれは腹ができておる」と言った。
ところが若い人はよく「胸が熱くなる」とか「胸が痛くなる」と言う。…
ところが現代に近づくほどあまり腹とか胸とか言わなくなって、頭、あたまと言うようになった。
これは時代の変遷をよく表している。
頭(=知)と、胸・腹(=情あるいは情意)のどちらが人間にとって本質的であるか、どちらが根幹でどちらが枝葉であるかといえば、これは一言うまでもなく情意である、頭ではない。
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
2月19日 「君の考えは、僕の考えとちがうで」
私の学生時代のことです。
PHPの普及に貢献しようと、映画祭を開くことにしました。
その時の話です。
幸之助に、「PHP運動は、商品を出してまで宣伝する、
そんなものではない。もっと尊い国民運動だ。
君はこの僕の考えた方を冒涜するものだ」と強いお叱りを
受けたのです。
幸之助は何事に対しても純粋に取り組んだ人です。