『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
5月4日 「日々新た」
東方電気再建の折、「木野君、会社は規模の大小やお金の
あるなしや人の大小が問題ではない。最大の危機は経営者が
弱気になり絶えざる努力と創造をしないからだ」と、教えられま
した。
やはり、一念を定めて行動するとき、周りが勝手に変化を起こ
してくれるのです。環境や規模の大小を気にすることなく、幸之
助は人間の偉大な可能性と希望を見ていたのです。「日々新た」
とは、このことだと学ばされました。
5月4日 「日々新た」
東方電気再建の折、「木野君、会社は規模の大小やお金の
あるなしや人の大小が問題ではない。最大の危機は経営者が
弱気になり絶えざる努力と創造をしないからだ」と、教えられま
した。
やはり、一念を定めて行動するとき、周りが勝手に変化を起こ
してくれるのです。環境や規模の大小を気にすることなく、幸之
助は人間の偉大な可能性と希望を見ていたのです。「日々新た」
とは、このことだと学ばされました。
根に返る/安岡正篤一日一言0503
とにかく人間というものは、栄えようと思ったならば、まず何よりも根に返らなければいけない。
草木でも、本当に健やかに繁茂させようと思ったならば、いたずらに枝葉を伸ばしては駄目で、幹を遅しくし、根を深く養わなければならない。
根に返ることが大事である。
5月3日 「不況の中にも成功は潜む」
如何なる不況の中にも成功が潜んでいるものです。
ただ我々にはどこにあるかを知らないだけです。
幸之助は、内なる志と社会の要請が一致すれば、そこには
不景気も景気もないと確信して、世界の大恐慌の時も、逆に
成長発展をしていったのです。
不景気の後は必ず発展するものであり、すべては生成発展
するという、宇宙根源の法則を信じていました。
腎を養う②/安岡正篤一日一言0502
悲と憂とどう違うかと思う人々もあろう。
これは相即(そうそく・つきもの)ではあるが、どちらかというと、悲の方は過去につながり、憂の方は未来にわたるということができる。
そこで、特に春には脾を養い、夏には肺を養い、秋には肝を養い、冬には心臓を養い、四季を通じて最も腎を養う。…
つまり腎即(すなわ)ち身体の浄化装置を過労させぬこと、腎労・腎虚にせぬことである。
こういう心得が有ると無いとで人間一生どれほど違ってくるか測り知れぬものがある。
5月2日 「最善の上に最善を尽くす」
ある時、幸之助に報告に行きました。
それなりに自分でも納得のいく結果でしたから、当然ほめてもらえると
思ったのです。
ところが「木野君、もっと努力する余地はあるな」と言われました。
幸之助は生き方の信条として、努力の上に努力を重ね、それでもなお
最善を尽くして、新たな創意工夫をした人でした。
その一念に生きたとき、必ず事業は成功するものです。