『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

11月27日 「読書を勉め給へ」

天下国家の為め一身を愛惜し給へ。閑暇には読書を勉め給へ。   
安政4年9月2日「※桂小五郎あての書翰」

【訳】

天下国家のために、どうか御身を大切にしてください。
暇な時には、しっかり読書に励んでください。

※ 長州藩士 桂小五郎。後、木戸孝允。松陰の親友。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

「合はざるものあるとき」

一事も合はざるものあるときは己れを枉げて人に殉ふべからず。
又、人を要して己れに帰せしむべからず。  
安政3年8月18日「※黙霖あての書翰」

【訳】

たった一つでも意見が合わないものがある時には、自分の意見を変えてまで、人に従ってはいけない。
また、人の意見を自分のそれに従わせようとしてはいけない。

※ 安芸国長浜(現広島県呉市長浜)出身の勤王僧宇都宮黙霖。松陰は萩の野山獄で、文通を通じて黙霖から思想的影響を受けたといわれる。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

11月27日 「魂を揺さぶって生きねばならぬ」

人間は、幾つになっても、魂を揺さぶって生きねばなりません。
年を感じた時、人は老人というのです。
青春を忘れた時、人は老けたと思われるのです。

人はいきいきと生きた時、その人はいつも青春なのです。
青春は自分を奮い起こし、他人を幸せにします。
幸之助は、「青春とは心の若さ」と言っています。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

11月26日 「至誠積みにつみて」

天下国家の御事は中々一朝一夕に参るもの之れなく、
積年の至誠積みにつみての上ならでは達するものに御座なく候。 
 安政4年8月28日「※吉田栄太郎あての書翰」

【訳】

天下国家の重要事項といものは、わずかな時間でとてもできるものではない。
数年間にわたってまごころを積みにつみ、準備をするものでなければ、できるものではありません。

※ 長州藩足軽の子吉田栄太郎稔麿。松陰の高弟。字は無逸。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

11月26日

「会社を変えたいなら」

会社を変えたいなら、社長が変わりなさい。
社員を変えたいなら、自分を変えなさい。
自分を変えたいなら、変わろうとまず、決めることです。
自分を変えるには、「変わりたい」と、心の底から願うことです。

幸之助は、「人間は苦労して変わったぶんだけ、幸せになるものだ」と言っています。