『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月25日 「借金は人も会社もおかしくする」

銀行から金を借りるのは、回転資金のためです。
長期資金を借りては、自分自身の基本を間違えてしまいます。
事業は自己資金で行うものだからです。
安易に金が手に入ると、つい実力以上の投資をしがちになり
ます。
これが大きな失敗を招くのです。
無借金経営は、不変の法則です。
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今月で創業時期じ借りた長期借入完済です。
無借金経営を実現させ
ダム経営を目指します。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月24日 「好況よし、不況なお良し」

幸之助は、昭和四年の世界大恐慌の時、五つのことを断行しました。

一、経営理念(信条・綱領)を創った。

二、人を一人もカットせず、賃金もノーカットで、半日操業で全員営業に出た。

三、在庫を二ヶ月で完売し、新工場を建設。

四、社名を変更。

五、新事業部門(電熱部門)に進出。

松下は、不況の時に大躍進したのです。
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不況の時は、忙しい時にはできないことが出来る。
何事もプラス思考でとらえ、
苦境をチャンスにします。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月23日 「決算があるから人間は生きられる」

決算があるから、人間は生きられる。
決算は、ある時期の決着をつけてくれる裁判官です。
だから、過去は引きずらない。引きずってはいけないのです。
「一歩前進」それは、猛然と眼前の壁を破ることです。
新しい波を起こすことです。
勝って、勝って、勝ち続けることが生命の本源なのです。
そう教えられると不思議に力が湧いてきました。
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自分は決算が無ければと思うことがよくあります。
27年度は目標達成できますよう、
お客様からの「ありがとう」を集めます。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月22日 「定年もなければ引退もない」

経営者には、定年もなければ引退もない。
毎日が戦いだ。
動けなくなるまで戦いだ。
戦い抜いて、戦い抜いて、初めて勝利の栄冠を手にする
ことが出来るのだ。
社員の幸せと、お客様の笑顔を得るために―。

最後の最後まで、心を砕いてこそ、上に立つ指導者と言
えるのです。
幸之助は、94歳まで現役でした。
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いついつまでも、朗らかに働き
お客様から「ありがとう」の言葉が集まれば幸せですね。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月21日 「失敗は、失敗ではない」

失敗は、失敗ではない。
失敗は、チャンスを見出すよい機会です。
問題があるとすれば指導者の一念です。

幸之助は、「何もないのは、何でもあることや。何でもあることは、
よく見ると何でもないことに気がつくものや」と、いつも言っていま
した。
まるで禅問答のようでした。

失敗は失敗でないのです。
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失敗から学び、チャンスにします。