『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

12月29日 「皇神の誓ひおきたる国なれば」 

皇神の誓ひおきたる国なれば正しき道のいかで絶ゆべき  
 安政6年10月11日「※堀江克之助あての書翰」

【訳】

天照大神がお誓いになった我が日本国であるから、どうして、正しい道が絶えることがあろうか。ありはしない。

※水戸藩郷士 堀江克之助。江戸伝馬町獄での友人。

日本人と生まれ、日本人としての誇り・美点を学びます。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

12月31日 「苦境に勝つカギは無限にあるんや」

多くの企業は現在、苦境の時代を迎えています。
幸之助は私が苦境に立つと、事前に情報を取るのでしょう。
「木野君、苦境に勝カギはなんぼでもある。なんやと思う」と
呼び出して聞くのです。

何かあると直ぐに質問されて困りました。
考えてみましたがなかなか思い当たりません。

「ええか、自分で自分に限界をつくるから何でも解決せんの
や」。つまり、固定観念を捨てて素直にものごとにあたれと
諭されたのです。

固定観念を捨て素直にものごとにあたる。
キョウエイホームとしまして
お客様の住環境のお困りごとの解決にお手伝いさせて頂き、
その結果、お客様の人生が豊になること。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

12月30日 「仕事は丁寧に」

幸之助は何事も繊細な人でした。お客様をお迎えする時
などは、丁寧すぎる位、常人の及びのつかぬ態度でした。
仕事にも「念には念を入れろ」と教えられたものです。

ある日、こう言われました。
「君な、仕事は丁寧にせんとあかん。そやけど早くしなあか
んのや。先様は急がれているし、遅いと余分なコストもかか
る」

丁寧さと早くすることとは矛盾しないのです。

スピードを大切に正確さも大切に心をこめて仕事に取り組みます。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るのか―

12月29日 「いつも求めんといかん」

幸之助は自らの意志で生きた人でした。妥協を嫌がりました。
納得するまで考えている様子を、何度も見ました。

今思いだすと、その姿は真実の答えを求める必死の姿だった
と思います。

「君な、人間は求めんといかん。求めて求めて悩むことや。そ
うしていると自然と道がひらけてくるもんやな」。幸之助の言葉
が今でも聞こえてきます。

共存・共栄 皆様と共に栄えられますこと切に望みます。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

12月28日 「最後の瞬間まで精一杯行きたい」

自分の生命はいつ尽きるか解りません。
しかし、その最後の瞬間まで精一杯生き切りたいものです。
これは幸之助の生き方に学んだ私の心からの念願です。
人間は一人では何も出来ません。

同じ目的に向かって、互いに励まし合い、支え合う同士が
いてこそ、困難を乗り越え、難事を成し遂げることが出来る
のです。
真の人間の結合こそ、歴史を変革し、大きな時代のうねり
を起こせるのです。