『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月31日 「長たるものは」

「長たるものは、すべての責任を負うのが当然、それは
私の責任です、と言い切れているかどうか」
責任の転嫁は人の道に外れます。
また、責任の取り方は非常に難しいものです。
幸之助は、責任を果たすとは、事業計画を100パーセント
達成することと言っています。
この他に、責任の取りようはありません。
そのために長たる者は自分を磨き部下の尊敬の対象と
成るべきなのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月30日 「約束を守れ」

物を買えばお金を払い、物を売れば集金する。
この約束事をきちっと守っていくのが、経営です。
約束事で、世間の調和が保たれ、人々の幸せが
保証されるのです。
約束を破る経営は、王道には外れた邪道の経営
になります。経営の基本は信頼によって築かれて
いくのです。

幸之助は約束に厳しい人でした。
生成発展は約束を守ることからはじまるのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

8月29日 「議論は易くして」

 

古より議論は易くして事業は難し 安政6年3月27日「※和作に与ふ」

【訳】

昔から、口に出して、ぺらぺらしゃべることは簡単だが、実際に行うことは難しい。

※和作は入江杉蔵の実弟であり、松陰の高弟である野村和作。後の子爵 野村靖。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之 著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月29日 「混合されてこそ調和がとれる」

何事にも差異があって当然である。
それぞれ異なるものがバランスよく、混合されてこそ
調和がとれる。
世の中のもの、すべてがオンリーワンです。
その一つひとつが、コラボレーションされて、社会が
成り立っています。
「矛盾を矛盾としないようにするのが、真の経営である」と
よく幸之助に言われました。
会社が良くならないのは、矛盾をそのままにして経営して
いるからなのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

8月28日 「道あらば」

人才は之れを育するに道あらば、則ち成るものなり。 弘化3年閏5月17日「異賊防禦の策」

【訳】

才知に富む人物は正しい教育方法を施せば、人物となるものである。