『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月4日 「いろいろな好機が訪れる」

人間はどんな人でも好機が訪れます。
大切なのはその機会を捕まえることが出来るかどうか
です。
幸之助は、好機を捉える天才でした。
誰もが越えられぬ山はない。障害は乗り越えるために
あるのです。
心が変われば、一切が変わり、チャンスは手に入るのです。
幸之助の教えです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

9月4日 「剛毅木訥」

 

文武御興隆の大本は(中略)剛毅木訥の風を成し候段、第一義と存じ奉り候。 嘉永4年2月20日「文武稽古万世不朽の御仕法立気付書」

【訳】

学問と武芸を盛んにするために、最も大切なことは(中略)意志がしっかりしていて、飾り気がないという精神的な雰囲気を作り上げることだと思います。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月3日 「心の中に太陽を昇らせよう」

とかく人間は成功すると傲慢になりがちです。

幸之助は口癖のように「君な、人間は多少困難や失敗
があったほうが素直になれるんだよ」と、言っていました。
失敗や困難は誰もが嫌です。でも自分を反省する機会に
なるのです。

人間の内なる変革から出発して、自分の心の中に太陽を
昇らせればよいのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

9月3日 「天下一人の吾れを信ずるものなきも」

 

天照豈に霊なからんや。先公豈に神なからんや。霊神蓋し謂ふに、吾が誠未だ至らず、姑く吾れに戯むるるに艱難を以てし、吾れを欺くに挫折を以てするか。天下一人の吾れを信ずるものなきも、吾れに於ては毫も心を動かすに足るものなし、独り天照・先公の棄つる所となるは、吾れ其れ勝ふべけんや。 安政6年3月23日「※和作に与ふ」

【訳】

天照大神にどうして霊魂がないであろうか。必ずある。これまでの歴代藩主にどうして神霊がないであろうか。必ずある。思うに、私の誠が足りないから、それらの霊魂はしばらく私に辛い苦しみを与え、また私の思いをくじくのであろうか。この天下に一人も私を信じてくれるものがいないとしても、私にとっていささかも心を動かすものではない。ただ、天照大神や歴代藩主の霊魂に見捨てられたら、私はどうしてそれに耐えることができようか。できはしない。

※和作は入江杉蔵の実弟であり、松陰の高弟である野村和作。後の子爵 野村靖。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

9月2日 「衆知を集めよう」

どんなに努力しても人の協力なくして成功はできません。
つまり自分一人では、そこそこの仕事はできても、大きな
仕事は出来ないのです。

大きな仕事をするには衆知を集めることが大事です。
このことが、しっかりと心の中にきざまれれば、勝利の
二文字が一切を開きます。幸之助の教えです。