『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

6月22日 「心の通い合い」

「心の通い合いが職場を明るくし、仕事の成果を高める
ことになる」と、幸之助は心のこもった対応をしていました。
心が生かされた仕事に命をかけて戦っていたのです。
お客様との心の通い合い、社員との心の通い合い、そして
自分自身との心の通い合いを心掛けていました。
人は誰でも、心に汗をかいた分だけ、成功に近づくのです。
心の通い合いが大事です。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

「輟めざるなり」

 

一月にして能くぜんずば、則ち両月にして之れを為さん。両月にして能くせずんば、則ち百日にして之れを為さん。之れを為して成らずんば輟めざるなり。 安政4年5月3日「諸生に示す」

【訳】

(一旦立てた志というもの)一ヶ月でできなければ、二ヶ月かけても、これをなし遂げたい。二ヶ月でもできなければ、百日かけてもこれをなし遂げたい。いくらやってもできなければ、できるまで絶対にやめない。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

6月21日 「大きな仕事をすることが尊いのではない」

「大きな仕事をすることが尊いのではない。たとえ小さく
ても仕事に成功することが尊いのや」
この言葉は、松下幸之助の基本的な考え方の一つで、
よく教えられました。
闘争の中に激しい波があり、嵐の暗闇の中に歓喜があ
るのです。
希望を持って生きることが出来るのは、人間だけです。
希望の内容が人間の人格を創るのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

「誠の字の外」 

天道も君学も一の誠の字の外なし。(中略)一に曰く実なり。二に曰く一なり。三に曰く久なり。(中略)故に実と一とを作轍なく幾久しく行ふこと、是れ久なり。  嘉永6年8月「将及私言」

【訳】

世間一般の道も、君子たる学問も、たった一つ、誠の字のほかにはない。(中略)一にいう、実際に役に立つことを行うことである。二にいう、それだけを専一に行うこである。三にいう、ずっと行うことである。(中略)だから、実学を専一に、やったりやめたりすることなく、ずっと行うこと、これが久である。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

「苟免を止む」

武芸を興し、奢侈を禁じ、偸安を戒め、苟免を止むる、皆一理なり。 嘉永2年10月11日「対策一通」

【訳】

(武士教育において大切なことは)武術についての技芸を盛んにし、贅沢を禁止し、目先の安楽をむさぼらないように戒め、一時逃れをやめさせることである。それぞれ道理である。