『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

6月4日 「総べて酸辛」

 

材を達し徳を成す総べて酸辛。  嘉永3年「先哲叢談前後編を読む」

【訳】

才能を伸ばし、人としての徳を身につけることは、辛く、苦しい。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

6月4日 「一歩一歩の歩みが大切」

「人生には、カメのような歩み、一歩の歩みが大切。
二歩、三歩いっぺんに飛ぼうとすれば失敗する」と、
よく叱られました。
幸之助は、「歩一会」という、社員の会を作っていました。
一歩・一歩の歩みの重要性と、「社員と歩みをともにする
経営」を大切にしていたのです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

6月3日 「傍人に礙らず」

 

傍人に礙らず、非礼を為さず、過言を出さず。  安政3年8月以降「武教全書講録」

【訳】

他人の妨げをしない、無礼なことをしない、(しゃべりすぎて)失言をしない。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

6月3日 「心配りの行き届いた仕事」

幸之助は、「心配りの行き届いた仕事は、一朝一夕には
生み出せない。やはり日ごろの訓練や躾(しつけ)がもの
をいう」と、社員の教育に力を入れていました。

宮本武蔵は、千回の稽古を「鍛」と言い、万回の稽古を「錬」
と言って修行しました。
だから、武蔵はピンチに立っても無敗だったのです。

経営には、剣豪のような研ぎ澄まされた、経営の勘が大切です。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

6月2日 「自ら励むことは中十年にある」

 

大凡十歳前後より四十歳比迄、三十余年中学問を勤む。而して其の最も自ら励むことは中十年にあるなり。  安政3年8月以降「武教全書講録」

【訳】

だいたい、十歳前後から四十歳頃まで、三十余年間はずっと学問をするべきである。そして、その中で、最も自分から精進すべきは中の十年間にある。