川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
11月28日 「聖賢を師とせずんば」
人古今に通ぜず、聖賢を師とせずんば、則ち鄙夫のみ。読書尚友は君子の事なり。
安政2年3月「士規七則」
【訳】
人たるもの、昔や今の事象を知らず、古の立派な心ある人を先生としないのであれば、
つまらない男というべきである。書を読み、その中の心ある立派な人と交わることは君子のありようである
川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
11月28日 「聖賢を師とせずんば」
人古今に通ぜず、聖賢を師とせずんば、則ち鄙夫のみ。読書尚友は君子の事なり。
安政2年3月「士規七則」
【訳】
人たるもの、昔や今の事象を知らず、古の立派な心ある人を先生としないのであれば、
つまらない男というべきである。書を読み、その中の心ある立派な人と交わることは君子のありようである
川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
11月27日 「読書を勉め給へ」
天下国家の為め一身を愛惜し給へ。閑暇には読書を勉め給へ。
安政4年9月2日「※桂小五郎あての書翰」
【訳】
天下国家のために、どうか御身を大切にしてください。
暇な時には、しっかり読書に励んでください。
※ 長州藩士 桂小五郎。後、木戸孝允。松陰の親友。
川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
「合はざるものあるとき」
一事も合はざるものあるときは己れを枉げて人に殉ふべからず。
又、人を要して己れに帰せしむべからず。
安政3年8月18日「※黙霖あての書翰」
【訳】
たった一つでも意見が合わないものがある時には、自分の意見を変えてまで、人に従ってはいけない。
また、人の意見を自分のそれに従わせようとしてはいけない。
※ 安芸国長浜(現広島県呉市長浜)出身の勤王僧宇都宮黙霖。松陰は萩の野山獄で、文通を通じて黙霖から思想的影響を受けたといわれる。
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
11月27日 「魂を揺さぶって生きねばならぬ」
人間は、幾つになっても、魂を揺さぶって生きねばなりません。
年を感じた時、人は老人というのです。
青春を忘れた時、人は老けたと思われるのです。
人はいきいきと生きた時、その人はいつも青春なのです。
青春は自分を奮い起こし、他人を幸せにします。
幸之助は、「青春とは心の若さ」と言っています。
川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
11月26日 「至誠積みにつみて」
天下国家の御事は中々一朝一夕に参るもの之れなく、
積年の至誠積みにつみての上ならでは達するものに御座なく候。
安政4年8月28日「※吉田栄太郎あての書翰」
【訳】
天下国家の重要事項といものは、わずかな時間でとてもできるものではない。
数年間にわたってまごころを積みにつみ、準備をするものでなければ、できるものではありません。
※ 長州藩足軽の子吉田栄太郎稔麿。松陰の高弟。字は無逸。