川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
9月28日 「城府を設けず」
僕(中略)人を待つに城府を設けず。 安政4年10月18日「※中村牛荘先生に与ふ」
【訳】
私は(中略)人と接する時に、身構えたりしない。
※長州藩士 中村伊助。明倫館学頭。松陰の友人百合蔵の父。松陰は牛荘に『中庸』の教えを受けた。
川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
9月28日 「城府を設けず」
僕(中略)人を待つに城府を設けず。 安政4年10月18日「※中村牛荘先生に与ふ」
【訳】
私は(中略)人と接する時に、身構えたりしない。
※長州藩士 中村伊助。明倫館学頭。松陰の友人百合蔵の父。松陰は牛荘に『中庸』の教えを受けた。
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
9月27日 「リーダーはうろたえるな」
私は東方電気再建のおり、行き詰まったことがよくあり
ました。
「行き詰まったときは、うろたえたらあかんで。無理をせず、
十分に休養して、力を養うのも一つのほうほうや」と、幸之
助に言われました。
思ったことが、全部実現出来たら、むしろ危ない。
三回に一回、うまくいかないことがあってちょうど良い、
と考えて時を待つ心の余裕を持ちたいものです。
川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
9月27日 「千磨して」
平生志す所あり、鉱璞肯へて自ら捐てんや。千磨して玉彌々瑩かに、百錬して鉄転た堅し。 安政2年9月7日「感を書す」
【訳】
日ごろから、心に期する所がある。私の志は、掘り出したままの粗金や、まだ磨いてもない玉と一緒で、(まだ果たしていないからといって)どうして自分から捨てよう
か。捨てはしない。千回磨くことによって、玉は名玉となり、百回鍛錬をすることによって、鉄は更にかたくなるのであるから。(志も同様である。)
●何度も何度も強く思わないといけないのですね。。
木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―
9月25日 「縁は切ったらあかん」
「君な、人に縁を切られても、自分から人の縁を切ったら
あかん」。このことも、幸之助によく言われました。
人との縁、繋がりは大切なものです。
縁ありて花開き、恩ありて実を結ぶ。
人と人との出会い、繋がり、それを縁という心の絆で大きく
育て上げていくことが大事です。
「自分の方から人の縁を切らない」
その念いが人生を豊かにすると、幸之助に教わりました。
川口雅昭氏編 致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―
9月25日 「質実欺かざるを以て要と為し」
士の行は質実欺かざるを以て要と為し、巧詐過を文るを以て恥と為す。光明正大、皆是れより出づ。 安政2年3月「士規七則」
【訳】
武士の行いは、飾り気なく、真面目で、自他をだまさないことを最も大切な中心とする。ごまかし偽って失敗を隠すことを最も恥とする。人として明るく希
望に満ち、正しく堂々とした態度や行動などは、みなここから生まれる。