『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月14日 「転んだら立たねばならない」

「転んだら立たねばならない。赤ん坊でも、転んだまま
ではいない。すぐ立ち上がる」
絶望した若者は、死の淵にたたずみますが、
「自分の心という家に帰りなさい」という心の声を聞きます。
そして、心の内で、真の自分の心と出会うことで再生
するのです。
こうして、人生はドラマを生んでいくのです。
人生七転び八起きです。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

8月13日 「人の患いは」

若し夫れ罪を知りて改めざる者は、真に如何ともすべからざるの人なり。人の患いは罪を犯して罪をしらざるにあり。 安政2年8月3日「講孟劄記」

【訳】

だいたい、(自分が)正しくないことをしている、と知っていながら、改めないものは、本当にどうしようもない人である。人の憂えるべきことは、罪を犯していなが
ら、それを自覚していないことである。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るかー

8月12日 「成功か失敗かの分かれ目が」

「100の事を行って、一つだけ成ったとき、成らなかった
99に目を向け、力を落とすか、成った一つに目を向け、
希望を抱くか。
成功か失敗かの分かれ目が、こんなところにもある」と、
幸之助は言っていました。

エジソンは、99の失敗の後に、一つの成功があったとして、
発明王になりました。
この一つの成功に、すべての成功がかかっていると考えて、
成功の法則を見つけだしてほしい。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録― 

「学は、人たる所以を学ぶなり」

余曰く、「学は、人たる所以を学ぶなり。(中略)抑々人の最も重しとする所のものは、君臣の義なり。国の最も大なりとする所のものは、華夷の弁なり(中略)」と。  安政3年9月4日「松下村塾記」

【訳】

私はいう。「学問は、人が人である、そのいわれを学ぶものである。(中略)大体、人にとって最も大事なのは、君臣の義、つまり君主と臣下の間の正しい道である。国家にとって最も大事なものは、華夷の弁、すなわち我が国と他国との別れるいわれ、つまり違いを認識することである(中略)」と。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

8月11日 「愚かなことはしない」

自分は運がないとか、弱いとか、自分で不幸を探すような愚か
なことは、絶対にしないことです。
今現在ここに生きている、それだけでも十分、運があるのです。
生きるということは、何事かをなし得ることなのです。
自分自身を照らす内面の光が、幸福を必ず見つけ出してくれます。
この世の中に、つまらない人間は誰一人もいないのですから。