『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

6月15日 「文武は士の家業なれば」

 

文武は士の家業なれば、是れを習練するは論を俟たず。  安政3年8月以降「武教全書講録」

【訳】

学問をし、武芸を修めることは武士の生業である。これを繰り返し学ぶことはいうまでもないことである。

●営業マンとして、日々知識を学び、知恵に変える努力することは、当たり前である。。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

6月14日 「賢母あらば」

 

賢母あらば賢子あり。  安政4年4月5日「※周布君の大孺人某氏八十寿の序」

【訳】

人として優れた母がいれば、人として優れた子供がいる。

※長州藩士 周布政之助公輔。松陰の同志だったが、後、離反。松陰刑死後、遺骸埋葬を助けた。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

6月15日 「感情で生きている」

通常、人は欲望の赴くまま、感情で生きています。
時には、人間の本質なり、自然の摂理に照らして、
何が正しいかということを考えなければなりません。
そうすれば、すべてのものにかけがえのない、命の
輝きを見ることができるのです。
幸之助は「命の輝きがすべてのものを成功へ導く」
と言っています。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

「仁義同根」 

仁義同根にして、遇ふ所にて因りて名を異にするのみ。父子には仁と云ひ<親と云ひ慈孝と云ふ、皆仁なり>君臣には義と云ふ其の実は一心より流出する所なり。  安政3年3月22日「講孟劄記」

※<>内は割註。以下同。

【訳】

仁と義は同じ根から生じたものであり、対象によって名前が違っているだけである。つまり、父子の間では仁といい、<親しむといい、また、親を慈しみ孝を尽くすというのも、皆、仁のことである>君臣の間では義という。それらの実際は、一つのまごころから出たものである。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版

『吉田松陰一日一言』

―魂を鼓舞する感奮語録―

「死して後已むの四字は」

 

死して後已むの四字は言簡にして義広し。堅忍果決、確乎として抜くべからざるものは、是れを舎きて術なきなり。  安政2年3月「士規七則」

【訳】

死而後已の四字は文字は簡潔であるが、その意味する所は大変広い。意志が強く、我慢強く、思い切りがよい。また、しっかりしていて、容易に動かされない男子たるやめには、これをおいて、他に手段はない。