『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月17日 「善も悪も自分自身の心の中に」

幸之助は、「自分自身の中に、仏が存在する」と考えていました。
一人の人間の一念に、世界を変革する力があると信じていたようです。
心の持ち方、一念の方向性によって、すべてが決まるのです。
幸・不幸・成功・失敗は、その人の一念の姿勢次第です。
その心が決まったとき、成功への歯車は音を立ててまわり始めるのです。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗り切るか―

4月16日 「日本は発展する条件をいっぱい持っている」

「資源のない島国やから、日本は世界に先がけて発展する」と
幸之助は言いました。

「日本は島国やから、海底資源に囲まれている。
世界中に輸出し、また、輸入も出来る。
君、世界に発展する条件は、いっぱい持っていると考えた方が楽しいで。
そうしたら、良い考えが浮かんでくる」

「考え方にはコストがかからん」と言って笑っていました。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

4月16日 「暫時の間なり」

 今世学問をする者己れの年少を恃み、何事も他日と推延ぶる者あり、殊て知らず、人生一世間、※白駒の隙を過ぐるが如し、仮令百年の命を全くすとも、誠に暫時の間なり。 安政3年5月14日「講孟劄記」

【訳】
今、学問をするものは、自分がまだ年少であるということを口実として、何事につけても、いつの日にか、などといって、実行を延期するものがいる。人生というものは、「白駒の隙を過ぐるが如し」といわれるように、歳月の過ぎ去ることは、大変早いというこがどうして分からないのであろうか。たとえ百年生きたしても、本当にわずかな間でしかないのに。

※荘子の著書『荘子』の言葉。荘子は、中国の戦国時代、宋国に生まれた思想家。道教の始祖の一人とされる人物。

『吉田松陰一日一言』

川口雅昭氏編  致知出版
『吉田松陰一日一言』
―魂を鼓舞する感奮語録―

4月15日 「片意地者に非ざれば」

人は小事にても是非善悪必ず信をば失はぬと云ふ片意地者に非ざれば、何事も苟且のみにして、執持する所はなきものなり。 安政3年4月15日「講孟劄記」

【訳】

人間はどんな小さなことでも正しいか正しくないか、よいか悪いかという点において信念を失わないという頑固なものでなければ、何をさせてもちょっとしたことしかできす、しっかりとしたことを行うことはできない。

『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』

木野 親之著
『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』
―この時代をいかに乗りきるか―

4月15日 「神通力という言葉を知ってるやろ」

「木野君、神通力という言葉を知ってるやろ。そういう言葉が
あると言うことは、これまでに神通力を身につけた人がおった
ということや。
我々も、一業に徹しきれば、神通力がつくはずや。
そうなれば、居ながらにして他社の動向でも、何でも自ずとわ
かるようになる。そうならな、アカンで」
正しくやって、儲からない商売はありません、儲からないのは
何かが間違っているのです。